ため池などの築堤用人工盛土「おろちの鞘土」

鞘土とは、ため池等の堤体盛土として用いる土のことです。通常、鞘土は特定の山から採取した天然の土を指しますが、当社では人工的に鞘土を製造しています。
当社の「おろちの鞘土」は天然の鞘土に比べ、クラック(ひび割れ)の危険性も低いため、島根県・鳥取県ではすでに多くの使用実績があります。
また、近年では天然の真砂土の採取が困難になっているため、ニーズの高い商品といえます。

 

 

主な用途

・真砂土を使用しています。
・施工性に優れた製品です。
・施工期間の短縮が図れます。
・均一で安定した製品を提供できます。
・島根県・鳥取県では15箇所以上の施工実績があります。

 

性能

ため池堤防材料「土地改良事業計画指針(ため池整備・フィルダム)」を基に鞘土との比較
ため池堤防に必要な、5つの理想条件に適合するための配合設計を行い、築堤用土としての性能を確保しています。また、現場での施工性・性能を確保できるよう管理・製造しています。
令和6年度材料承認土質試験結果

 

試験名 結果 ため池堤防の理想条件 判定
密度試験    2.643g/㎤  ≧2.60g/㎤ OK
粒度試験  細粒分(0.075㎜以下)  48.9%  ≧15% OK
 粘土分(0.005㎜以下)  5.1%  ≧5% OK
透水試験    1.82×10-4cm/s  ≦1.00E-05cm/s OK
三軸圧縮試験  粘着力  15.64kN/㎡  ≧4.0kN/㎡ OK
 内部摩擦角  40.5°  ≧35.0° OK
飽和重量    21.79kN/㎥  ≧20.0〜20.7kN/㎥ OK
締固め試験  最大乾燥密度  2.020g/㎤  -
 最適含水比  9.5%  -

 

「おろちの鞘土」についての詳しい試験結果をご覧になりたい方はPDFをご覧ください。

施工工程

おろちの鞘土は従来の施工工程(1. 土取り場の開設、2. 運搬、3. 資材の管理、4. 施工:敷均し・転圧)を半分の工程(1. 運搬、2. 施工:敷均し・転圧)に抑える事ができ、短時間・低コストでの施工に大変優れています。

 

 

 

施工実績

「おろちの鞘土」は島根県・鳥取県で15箇所以上の施工実績があります。
施工実績は一部の紹介となりますが、実際の製品をご覧になりたい方は、自社にサンプル施工をご用意しておりますので、ぜひ一度、弊社までお越しください。

おろちの鋼土 鞘土 搬入状況

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